古代の宮殿美術
宮殿式の中心をクノッソスとする説があります。
まぎれもなく本土を中心とする新しい様式が当時あらわれています。
それはエフユラ式。
エフユラとはこの様式が最初に発見された地はコリント附近のコラクで、ここはホメロスのエフユラだからです。
脚の短い深い杯にただ一つ大きなクロッカスの花が紋章のように描かれています。
把手はリボン型、地色は淡褐色で花は赤褐色。
大胆な装飾です。
花はひどく簡略化されても簡潔であり力強い筆力と相まって、ただ一個の花だけで、また器体に比べて異常に大きいにもかかわらず、新鮮で活気のある杯をつくりあげました。
エフユラ式には口の小さい嚇壷もありますが、その多くは違い、装飾はただ一つだけ・・・
たとえばデイジー、大きな雄蕊をもつ2弁のユリの花、また胴も脚も渦巻に化したタコなどが描かれています。